朝起きて、寝るまで日記

日々のあれこれをつづっていきます

洗剤さがしから始まった編み物

編み物をはじめたのは、まだ昨年のことです。

しかもきっかけは思いもよらぬところから。

 

妊娠が分かってから、つわりでどうにもこうにも生活臭がダメになり。。

それからというもの、つわりが治まった今でも、これまで使っていたトイレやお風呂といった洗剤系のにおいがすべてだめになりました。

洗剤をつかったすべての洗い物系は夫にやってもらい、なんとかその場をしのぎましたが、冬場の乾燥もあってか今度は夫の手も荒れ気味に。

 

編み物と関係ないような話ですが、もう狂ったように洗剤について調べていました。

調べると、無香料のものや、手にやさしいものは、環境にもやさしい。

そして嬉しいことに、子どもが生まれてからは、そうした洗剤は赤ちゃんの衣類や食器、体を洗ってあげたりするのにも使えます。

これだ!と思い、薬局へ足を運び、身近なところで入手でき、かつなるべく自分の体にも、環境にもやさしい洗剤を購入しました。

 

環境にやさしい洗剤について調べていると、とあるブログで洗剤と一緒に編み物のことを紹介しているのに気がつきました。

 

???

 

なんで洗剤なのに編み物のことが関係あるんだろう?

 

読み進めると、そこにはマイクロプラスチックを海に流さないために、できることからはじめよう、という内容が書いてありました。

 

簡単に言うと、たくさんの薬品を使った食器洗い、そしてプラスチックでできたスポンジを使って毎日食器を洗う。

それによって海にたくさんの汚れが流されるだけでなく、スポンジから小さな小さな目に見えないプラスチックが海に流出し、それが海の生き物たちの体に入ります。

すると、海の生き物の健康被害のみならず、最終的にはめぐりめぐって魚を食べる私たちの健康も少しずつ悪くしてしまう…

 

だから、なるべく地球にやさしい、環境にやさしい洗剤をつかおう。

なるべく食器についた汚れはふき取り、つけ置きして余分な洗剤や水は使わないようにしよう。

そしてできることなら、食器洗いも麻やコットンなどの天然素材の、土に還る素材で自分で編んで、毎日の食器を洗おう。

 

そんな内容でした。

 

私にとっては目からウロコ。

せいぜい手や体にやさしい洗剤があればいいなぐらいしか考えていなかった自分が恥ずかしくなると同時に、せっかくこの問題について知ったのだから、この際食器洗いもつくってみるか!と一念発起し、ちょうどそのブログに書かれていたレシピをもとに編み始めることにしました。

 

もともと、中学生のときに家庭科の授業でかぎ針を習ったことがあり、かぎ針だけは古い記憶をたどればなんとかできる。

早速、実家に帰省した折に、中学生の頃に母から借りて使わせてもらっていた編み物道具一式を再び持ち帰って、まずは長編みのシンプルな食器洗いから編みはじめました。

 

とはいえ、まだまだ在庫のスポンジ食器洗いがのこっているので、食器洗いについてはまだ切り替えができていませんが、結局その時編んだ食器洗いは少し大きめに編み、その当時肌荒れに悩んでいた夫のボディタオルになりました笑

 

そして続きで編んだのがこちら。

 

自分用に編んだレッグウォーマー

かなり冬場で寒い季節だったので、寝るときに履けるレッグウォーマーがほしいなと思って編みました。

普段だったらすぐお店に行って買ってくるところですが、編み物が少しでもできるようになると、つくれそうなものは自分でつくってみたくなります笑

 

そして、レッグウォーマーではずみがついて今度は夫用の帽子づくり。

夫用の帽子と夫作かぎ針

レッグウォーマーを編んだ前後あたりから、夫がかなり重症の円形脱毛症(原因不明で今も悩み中)になってしまい、冬場だったので急いで帽子を…。

レッグウォーマーも帽子も、もとは洗剤のブログの方のサイトに作り方がのっていたので、それを参考にしながらサイズは自分好みに調整して編みました。

 

夫は木彫りやレザークラフトが趣味なのですが、私が必死で編んでいると、横で木の枝(前に森へ出かけたときに拾ってきたやつ)をごりごりけずりだし、はいっ!と手渡してくれたのが、写真で帽子と一緒に写っている木のかぎ針です。

金属の編み針と違い、もちろん力を強くいれるとポキッといってしまいますが、やさしく編んでいれば、これほど幸せな気分で編める編み針もなかなかありません。

本当に嬉しかった!!!

 

その後もいろんなサイズで木の編み針をつくってくれているので、私もそろそろ夫の編み針や編み物道具、編みかけの作品や毛糸をいれておく巾着をつくろうかなと思っています。